制作後記(2011/8/5)※毎週金曜日更新

佐山典正
 毎年、梅雨時から夏場にかけて、自宅近くの送電線辺りから「ジリジリ・・・」と頻繁に聞こえます。特に気にすることもなく過ごしていたんですが、急に理由を知りたくなり、いろいろ調べましたら『コロナ放電』が原因とのこと。
送電線とそれを支える鉄塔の間には絶縁体があり、絶縁体の表面がホコリで汚れ、海に近い場所(自宅付近がそうです)はさらに塩気で汚れが付着しやすい状態にあります。湿度の高いこの時期、汚れた絶縁体の表面は電気が通りやすく、そこで小規模の放電(電流が漏れる現象)が発生。その際に出る音が「ジリジリ・・・」と聞こえていたようです。